25歳で事務職に転職したわたしが取得して役に立った資格は秘書検定と日商簿記!

事務職に転職して役に立ったと思った資格はこれだ! 働く女徒然

こんにちは。アラフォー共働き兼業主婦のしいまです。

わたしは25歳のときに、飲食業から事務職に転職しました。


未経験でもOKの求人に応募して一般事務に転職しましたが、最初はパソコンのタイピングもままならず、エクセルやワードの使い方も全然分からないし、ずいぶん不安な思いをしました。

パソコン操作はネットで調べればだいたいのことは分かるので大丈夫です!

でも知識という部分は、資格を取ると「どの程度できるのか」というのが客観的にも分かりやすくていいと思います。

今回は事務も経理もまったくの未経験だったわたしが、取得して実際に役に立ったと思う資格をご紹介します。

わたしが社会人になってから取った資格

社会人になってから勉強して取った資格は3つです。

取得した資格
  • 秘書技能検定2級
  • 日商簿記3級
  • 日商簿記2級

25歳で事務職に転職して、3年くらい勤めて28歳くらいのときに勉強して取った資格です。

資格のなかには、「何級以上合格者でないと受けられない」など制限がある場合がありますが、この3つの資格は誰でも受験可能です。

資格取得にかかる費用

わたしは市販のテキストを使って独学で勉強しました。

秘書技能検定2級と日商簿記3級はテキスト1冊なので、1,500円くらいで勉強できます。

日商簿記2級は、商業簿記と工業簿記の2冊と問題集もあった方がいいので、3,000円~5,000円くらいで勉強できます。

ちなみに日商簿記1級も勉強しましたが、テキストだけで6冊+過去問題集も必要なので、勉強だけで10,000円くらいかかります。

今は資格のテキストも種類がたくさんあるので、自分好みのテキストで勉強できます。

テキストは中古に抵抗がなければ、お手頃価格の中古本でも勉強できます。

簿記は法律改定がからむので、なるべく新書のほうがいいと思います。

資格テキスト受験費用(税込)
秘書技能検定2級1,500円くらい4,100円
日商簿記3級1,500円くらい2,850円
日商簿記2級3,000円~5,000円くらい4,720円
日商簿記1級10,000円くらい7,850円

※日商簿記は、受験料の他に受験級ごとに事務手数料として550円(税込)が必要です。
詳細は日商簿記検定試験HPでご確認ください。

コツコツと勉強するのが苦じゃない人は、テキストで勉強するのが安いのでおすすめですが、授業形式で勉強したい人は、動画講座や有料講座に申し込む方法もあります。

\動画講座が初月無料/

日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】

秘書技能検定2級

秘書技能検定というと秘書を目指す人が取ると思っている人が多いと思います。

わたしも秘書技能検定を勉強する前は
「秘書をする人の資格」と思っていました。

でも実は、秘書じゃなくてもすごく役に立つ資格だと思います!

わたしは秘書技能検定の勉強をして、会社で働いていて判断に迷うことが減りました!

会社で働くときのいろんなルールが分かるようになります。

秘書技能検定2級を取ろうと思ったきっかけ

転職のために何か資格があったほうがいいのかな?

と漠然と考えていたとき、友達から

秘書技能検定は取ってよかったよ~!

2級ならそんなに難しくないよ。

と教えてもらったので、わたしも勉強してみようと思いました。

友達が就活したときに、面接した会社の人から「秘書技能検定を持ってるんだね」と言われて、秘書技能検定がポイントになって受かったのかもしれないそうです。

実際に秘書技能検定を勉強してみて分かったことですが、たしかに社会人スキルのレベルアップに役立ちます。

どこまで自己判断でOKで、どこから上司の判断を仰げばいいのかわかるようになる

はじめて社会に出て困ることってけっこうありますよね。

電話の出方も分からないし、言葉遣いも社会人特有のものがあります。

電話や言葉遣いは、はじめての社会人のための本を読めばだいたい習得できますが、会社で本当に困るのが仕事の「判断基準」です。

わたしは社会人になってから、仕事の「判断基準」というものが正直よく分からなくて、自分で判断すればいいことを上司に聞いてしまったり、逆に上司が判断すべきことを自己判断でやってしまったりして、まわりを困らせてしまったことが何度もありました。

でも、秘書技能検定のテキストを読み終わるころには、社会人としての判断力が身についた気がします。

今は「これは自己判断でOK」「これは上司に判断してもらうこと」と仕事を振り分けています。

名刺管理など仕事術も満載

秘書技能検定のテキストには、仕事術も満載です。

秘書になるための教科書なので、すなわち「仕事ができる人の仕事術の本」でもあります。

名刺管理といっても、どのくらいの期間保管しておくかなど管理方法は何パターンもあります。

例えば、上司が会議中に、上司宛に電話がかかってきたときはどうしますか?

会議中に上司宛に電話がかかってきたときの対応
  • 上司に電話をつなぐのかつながないのか
  • つなぐときはどういうとき?
  • つながないときはどういうとき?
  • つながないときの相手への対応方法は?

日頃の「こんなときはどうするのが正解?」は、秘書技能検定のテキストでバッチリ分かります。

季節の挨拶など社会人として必要な知識も載っている

秘書たるもの、上司の代わりに礼状を作成するのも仕事のうちです。

季節の挨拶など間違いがあっては相手に失礼になってしまいますし、上司も恥をかいてしまいます。

秘書技能検定のテキストは、社会人のマナーブックとしても利用できます。

秘書技能検定を実際に受けてびっくりしたこと

秘書技能検定を受けに行った試験会場でびっくりしたことがあります。

隣に座った受験者が、小学生高学年くらいの女の子だったんです。

そんなに若くして秘書のお勉強してるの?!


てか、社会人デビューするの10年くらい先だよね?!

秘書技能検定には良いところの奥さまに必須な知識から、キャリアウーマンになれる知識まで網羅しているので、きっとしっかりしたレディーになることでしょう。

年齢から考えるに親が秘書技能検定勉強してみれば?とはおそらく勧めないと思うので、きっと自分で勉強してみようと思ったんだと思います。

今から将来を見据えている!!!

アラサーで受験しているわたしとは大違い(笑)

ご立派なお嬢さんだと思いました。

とても賢そうだったから、きっと合格していると思います。

わたしも社会人になる前に秘書技能検定の勉強をしていたら、社会人として近道を歩けたと思うので、秘書技能検定は本当におすすめです。

おすすめのテキスト

イラスト図解が分かりやすくていいと思います。

問題集も付いているのでお得です。

秘書技能検定の本は、社会人マナーブックとしても使えるので、1冊あると何かと重宝します。

日商簿記3級

経理で使用する商業簿記の専門用語(買掛金とか仮受金とか)が分かるようになります。

簿記は整合性をきっちり合わせるのが好きな人に向いています。

日商簿記3級を取ろうと思ったきっかけ

25歳にして初めての事務職だった(ちなみに前は飲食業でした)ネット通販会社で経理に興味を持って、ネット通販会社を辞めたあとに独学で勉強して簿記3級を取りました。

わたしは高校も商業ではなかったので、いちから1人で勉強するのは大変でしたが楽しかったです。

簿記3級でも十分役に立つ

最近の会計システムは優秀なので、あまり専門知識がなくても使えますが、やっぱり会計の基本を知っていると知らないでは大違いです。

勘定科目の内容や使うタイミングをしっかり勉強できます

経理のとっかかりとしては優しい内容なので、わたしのような商業高校でも専門学校でもなくて商業の知識はないけれど経理に興味がある人におすすめです。

おすすめのテキストと動画サービス

わたしが勉強したときに使ったのは「スッキリわかる 日商簿記3級」です。

今は改定版になっていますが、言葉使いが優しくてイラストも多くて、初心者でも分かりやすかったです。

問題集もあります。

「どうしてもテキストだけでは分かりにくい・・・」という人は動画を上手に活用するのがおすすめです。

\初月無料です/

日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】

経理やエクセルに関する講座動画が100以上あります。

月額980円(税込)で何度でも受講できる月額定額サービスです。

登録初月はプレミアムプランの全講座が無料で視聴できるので、 「講座の内容を見てからでないと有料はちょっと…」という人でも安心です。

日商簿記2級

経理で使用する商業簿記と工業簿記の専門用語が分かるようになります。

わたしは無職のときに独学で日商簿記3級と2級を勉強して、同時に試験を受けて合格しました。

簿記2級は商業簿記と工業簿記に分かれる

簿記3級のテキストは1冊でしたが、簿記2級のテキストは商業簿記と工業簿記で2冊あります。

簿記3級の商業簿記をベースに、さらに深く勉強していきます。

工業簿記の考え方はコスト意識も身につく

工業簿記は経営サイドから考えることが多くて、長期的な支出と収入(利益)で考えたときに、新しい機械やシステムを導入した場合、導入代金が収入(利益)で回収できるのはいつごろかとかそういうことを考えていきます。

かけるべきコストとかけないほうがいいコストを長期スパンで考えるのは、実生活でも何か買うときに役に立つ考え方だと思います。

わたしは工業簿記のほうが好きです。


機会原価とかおもしろいです。

簿記2級は会社の財務諸表が分かるようになる

簿記2級まで勉強すると、会社の収支結果である財務諸表が分かるようになります。

財務諸表の表面だけじゃなくて、裏を考えるのもとてもおもしろいです。

よくドラマとかである「粉飾決算」とか「黒字倒産」とかの意味が分かるようになります。

「表面上は赤字なのに、本当は黒字だった!」とか。

不審な数字を追いかけるのはおもしろいし、数字がぴったり合うのも気持ちがいいです。

おすすめのテキストと動画サービス

わたしが勉強したときに使ったのは「スッキリわかる 日商簿記2級」です。

商業簿記と工業簿記の2冊です。

問題集もやっておいたほうがいいです。

動画講座は初月無料なので、ある程度勉強して、分からない部分だけ動画で復習するといいかもしれません。


\初月無料なのでおすすめです/

日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】

日商簿記1級は不合格

簿記1級も独学で勉強したけれど不合格でした。

合格率はかなり低いです。

範囲も広く、しっかり勉強しないと合格するのは厳しいです。

簿記1級まで取得すると、子会社や海外支店を含めた連結決算まで分かるようになり、次のステップは「会計士」や「税理士」といったスペシャリストになります。

資格はスクールとか通わなくても、本屋さんに売っているような市販のテキストや動画を上手に利用すれば、そんなに費用もかからず自分でも勉強できます。

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