こんにちは。しいまです。

後悔しても、もう遅い。
そんなタイミングが刻一刻と近づいている。
そう。
間取り工場発注です。
今回は、間取りで最後まで悩んだ5つをシェアします。
トヨタホームの工場発注とは?
トヨタホームは、壁も窓も建具もついたユニット(部屋みたいなもの)を工場で作り、そのユニットをトラックで運んできます。
そのため、工場に発注したあとは、もう間取りの変更は一切できません。
窓も建具も、場所はもちろん種類も変更できません・・・
どんなに後悔しても、もう後戻りできません。

住み始めてから後悔したくない!
だって40年は住むつもりだから。

後悔しない間取りってなんなのよ・・・
なんか無駄に脅迫観念が襲いかかってくる・・・
完全に妄想脅迫なんだけど、だってもう変更できないんだよ???
どうしたらいいのよ・・・
家づくりで一番悩んだのは間取り決定直前
間取り決定直前が一番悩みました。
もう最後のほうとか吐きそうなくらい悩みました。

- もっと生活しやすい間取りにならないか?
- 年をとっても住みやすい間取りって?
- トイレの位置は寝室に近い方がいい?
- 玄関の段差は?

今ならまだ間に合う!
もっと知恵をしぼれば、ウルトラCがひらめくかも!
そんな気持ちで間取りは最後の最後まで考えぬきました。
わが家のコンセプトは「年をとっても生活しやすい家」です。
年をとって不便が少ない家にしたかったから、平屋にしました。
間取りで最後まで悩んだのは5つ

間取りで最後まで悩んだのは5つです。
- トイレの位置
- 玄関の広さ
- 玄関外の段差
- 玄関中の段差
- キッチンの冷蔵庫問題
トイレの位置

トイレは歳をとったときに、寝室に近い方が便利なのでは?
体調が悪いときも、寝室に近い方が便利じゃない?
そう思って、トイレを寝室近くにする間取りも考えました。

ある程度仕上がっている間取りで、トイレを移動させると、それにともなって他も移動しなくてはいけません。
わが家はトイレのすぐ外に洗面を配置して、トイレの中には手洗いを付けていません。
となるとトイレの移動と洗面の移動はセットです。
これがどうしてもうまいこといかない。
なんとか良い案ができて、夫に見てもらったら、一言。

音がうるさくない?
そんなに広い家じゃないし、トイレは今のままでいいんじゃない?

・・・たしかに。(頑張って考えたのに)
ということで、トイレは寝室の近くではなく、洗面とセットで配置することになりました。
玄関の広さ
玄関の広さもすごく悩みました。
2人一緒に靴の脱ぎ履きできる広さを求めてさまよいました。
「広さ」と同じくらい重要なのが、「形」です。
斜めにするのもありだし、L字にするのもありです。
わが家は小さなお家なので考えませんでしたが、土間収納や、ファミリー玄関(裏動線)を作ることもできます。
玄関ホールの広さや形でも、家の第一印象は変わってきますよね。

小ワザですが、玄関ホールは縦長にする方が広く見える効果があります。
視線が抜けるので、実際より広く見えます。
わが家は小さなお家のため、玄関ホールなんぞないですが、玄関とリビングの仕切りを引き戸にしています。
この引き戸はガラスばりにしていて、リビング越しに庭が見られるようにしています。
このように視線の抜けを作って、実際より広く見える工夫をしています。

玄関はあがり框を斜めにして広さを作りました。

まっすぐだと140㎝ですが、斜めにすることで148㎝になりました。
2人での靴の脱ぎ履きも大丈夫です。
たった8cmですが、家づくりの8cmは以外と大きいです。
廊下の幅とかも8cm違うと広く感じますよね。
玄関外の段差
玄関までの段差をなくしたい。
究極のバリアフリーは段差がないことです。
玄関前が駐車場だと、ゆるやかな玄関へのアプローチも可能ですが、わが家は玄関前はすぐ道路です。
基礎の上に建っているから、玄関までの階段がどうしても必要なんですよね。

じゃあ、段差をなるべく少なくするために、段を増やすのはどうだ?
段を増やすということはそれだけスペースも必要になります。
これがまた敷地問題で、なかなかそのスペースを確保できなかったりするんです。
あとお金問題。
単純に段を多くするとそれだけ材料費も人件費もかかって金額も上がります。
そして、高齢になって階段がつらくなる頃は、段差どころの話じゃなくなります。
スロープが必要になるし、そもそも玄関から入るのは難しいかもしれません。
デイサービスとか利用する頃になったら、できるだけ車を部屋に近付けて停めて、部屋へ直接入るようになるかもしれません。
家は住む人のライフスタイルによって変化していくものです。
介護が必要になったときには、その時に必要な策をとっていくしかありません。
トヨタホームは標準仕様で段差がゆるやかです。

玄関の段差問題、わが家はあきらめて標準仕様にしました。
が、住んでみて少し後悔しています。

お金がかかっても、敷地スペースを工夫して、玄関までの段を多くして段差をさらにゆるやかにしておけばよかったです。
玄関中の段差
玄関中の段差(あがり框)はトヨタホームの標準は19㎝です。
賃貸マンションの時は6㎝でした。
あがり框の段差を0にしちゃうと、玄関の砂埃などが、ダイレクトに部屋に入ってきます。
それを考えると少し段差があったほうがいいのですが、この段差は玄関外の段差にも影響します。
家の床の高さは決まっています。
そのため、あがり框の段差を少なくしようとすると、玄関外の段差も大きくなります。

うーーーーむ。
とりあえず、標準でいいか。
段差がつらくなってきたら、なんかワンクッション踏み台をDIYで作ることもできるし。
ということで、わが家は標準にしましたが、これもちょっと後悔しています。

あがり框の段差は5㎝くらいになるようにすればよかったです。

キッチンの冷蔵庫問題
キッチンの冷蔵庫ってできれば隠したいですよね。

なんとか死角になるように冷蔵庫を配置できないか。
ここは悩みました。
壁で囲っちゃうパターンも考えたけど、冷蔵庫のサイズが変わったときに不便です。
わが家は小さなお家なのでパントリーを作るほどのスペースもないですし。

パントリーに冷蔵庫って、そもそも使いづらくないですか?
ちょっと飲み物とるとき、料理するとき、買い物してきた食材をしまうとき、冷蔵庫の動線は大事ですよね。
結局、使いやすさを考えて、背面収納の隣に配置しました。

冷蔵庫が背面収納と面が合うように、冷蔵庫を置く部分の壁を引っ込めました。
そして、冷蔵庫の正面は換気扇があります。
換気扇のところも壁にしているので、リビングからは冷蔵庫が見えづらいようになっています。

冷蔵庫の位置は、見ためも使い勝手も正解でした。

まとめ
●トイレの位置
コンパクト平屋のため、トイレは寝室の近くではなくても結果的にそんなに遠くない。
音が気にならない場所に設置するのもあり。
●玄関の広さ
玄関ホールは縦長にする方が広く見える。
「広さ」と同じくらい重要なのが、「形」。
斜めにするのもありだし、L字にするのもあり。
玄関はあがり框を斜めにすると広くなる。
まっすぐだと140㎝、斜めにすることで148㎝に。
●玄関外の段差
究極のバリアフリーは段差がないこと。
将来的にスロープ設置するなら、最初からスロープにするのもあり。
段差をなるべく少なくするために段を増やすと、それだけ資材料も人件費もかかって金額も上がる。
●玄関中の段差
あがり框の段差を0にしちゃうと、玄関の砂埃などがダイレクトに部屋に入ってくる。
家の床の高さは決まっているので、あがり框の段差を少なくしようとすると、玄関外の段差も大きくなる。
とりあえず標準にしておき、段差がつらくなってきたら、なんかワンクッション段差をDIYで作ることもできる。
●キッチンの冷蔵庫問題
冷蔵庫が背面収納と面が合うように、冷蔵庫を置く部分の壁を引っ込めておけば、面がそろってきれい。
使いやすい位置、かつリビングから見えづらい位置に工夫したり、いっそパントリーを作ることもあり。

間取りは吐きそうなほど、熟考しました~