
ローコスト住宅で後悔しない?
ハウスメーカーと何がちがうの?
1,000万円で建てられる?

ローコスト住宅はなぜ安いのか?
それは費用を上手に使用しているからです。
わが家はトヨタホームにしましたが、ローコスト住宅ももちろん検討しました。
ローコスト住宅も考え方によってはありです。
ローコストな理由は?
まず住宅展示場に出展しないことで、広告宣伝費をおさえています。
住宅展示場に出展すると億単位で出店料がかかります。
その費用はどこに負担がかかるかというと、もちろん建てる人の建築費に上乗せされます。

そうなの?
そうしないとメーカーは利益が取れないですものね。
ローコスト住宅はモデルハウスを設けずに、完成見学会で実際のお家を見てもらうことが多いです。
また、素材も品質を保ちながら安価なものを活用していると思います。
ただ、安い分、キッチンやお風呂などのグレードは標準仕様はランクが低いことが多いです。
そこは安さをとるかどうかです。
ローコスト住宅のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
安い | 高品質ではない |
完成見学会で実際のお家が見られる | モデルハウスが少ない |
短期間で建て替えしやすい | 長期間住むにはメンテナンスが必要 |
屋根材にガルバリウム 軽いので耐震性能が高い | ガルバリウムはメンテナンスフリーではない |
性能はハウスメーカーに劣る |
実際に建ててないので分かりませんが、窓の性能についても、標準仕様でペアガラスが採用されているのか不明です。
オプションで窓は変更できるでしょうが、そうすると追加料金がかさむため、ローコストにこだわる意味がなくなってしまいます。
基本は木造になります。
ローコスト住宅を選んでも後悔しない人

40代や50代など、このさき住む年数が短いことが分かっていて、最終的には壊すことや建て替えすることが決まっている方は後悔が少ないかもしれません。
長期間住むことを前提に作られるハウスメーカーの家は、頑丈に作られているだけに壊す費用もかかります。
自分がとりあえず20年くらい住んで、あとは子供が建て直すときに好きにしてくれればというパターンもありますよね。
あと、単純に住宅ローンで生活を圧迫されたくないけど、マイホームがほしいという方にはむしろ好都合かもしれません。
ローコスト住宅を選んで後悔する人
住む期間が長くて住み心地にこだわる方は、性能面で後悔するかもしれません。

「やっぱり寒い」とか「やっぱり暑い」とか住んでみて後悔したくない方は、性能にこだわった方が良いと思います。
建替え前提にローコスト住宅を建てるのもひとつの方法
クラッシュアンドビルドや、住宅ローンで生活を圧迫せずマイホームを持ちたいなどの理由でローコスト住宅を建てるのもひとつの方法です。
日本にはクラッシュアンドビルド(壊して建てるを繰り返す)は「家はある程度で使い捨て」の意識があるからです。

なぜなら地震が多い国だから。
お金をかけて建てても、地震で崩れてしまう場合があります。

それならもうある程度の耐久性でも良いのでは?
と、誰しも考えますよね?
住む人の好みや時代に合った家に建て替えたいというのもあるでしょう。
長く住めるお家を建てるのもひとつの方法
家を建てる時は大量の木や素材を使用します。
でも壊すと大量の木や素材がごみとなり、その廃材を処分しなくてはならなくなります。
そしてまた家を建てるときに大量の木や材料を使用します。
SDGs(エスディージーズ)という持続可能な開発目標をかかげています。
これは2015年に国連サミットで決まったことで、2030年までに地球規模で17つの項目を達成しようという試みです。
その中でお家に関わる目標は、再生可能エネルギー(太陽光発電)の普及と、長期優良住宅(長く住み続けられる家)があります。
世界の流れに個人のお財布事情は合わせられないのかもしれません。

でも個人も企業も国も協力して、持続可能な開発に価値を見出すことも素敵なことだと思います。
SDGs(エスディージーズ)の考え方として、長く住めるお家を建てるのもひとつの方法です。