去勢・避妊手術のメリットとデメリットは?それって猫のため?飼い主のため?

初めて猫を飼う

こんにちは。しいまです。

わが家は2頭の兄妹保護猫の里親になりました。

保護猫の場合、去勢・避妊が必須条件なのですが、もやもやします。

去勢・避妊するメリット・デメリットってどうなんだろう?

去勢・避妊って本当に猫のためになるの?


それとも飼い主の都合・・・??

「去勢・避妊は必須」ってどうして?

今回は、去勢・避妊のメリット・デメリットを、猫側と飼い主側の両方から見ていきたいと思います。

動物病院の先生に去勢・避妊のメリット・デメリットを聞いてみた

去勢・避妊のメリット・デメリットについて、わが家がかかりつけの動物病院の先生に聞いてみました。

【オス猫にとって】去勢するメリット2つ

去勢するメリット2つ
  1. 去勢で予防できる病気がある
  2. 猫のストレスが減る
ごえもん

①去勢で予防できる病気がある

去勢で予防できる病気
  1. 前立腺の病気の発生率が下がる
  2. 精巣腫瘍を予防できる

先生いわく、オス猫が去勢で予防できる病気は少ないし、生殖器の病気になることも少ないようです。

②猫のストレスが減る

去勢をしないと発情期に興奮して攻撃的になり、ケンカが増えることがあります。

また、女の子を探しに外に行きたくなります。

室内飼いの猫は外に出られないので、女の子にも会えずにストレスを感じてしまいます。

外に出たくて脱走してしまう危険もあります。

去勢することで気持ちが落ち着いて外への興味が低くなるので、外に出たい欲求が下がって、ストレスと脱走の危険が軽減されます。

室内飼いの猫は外に出る事がないので危険は減りますが、外に出る猫は外でケンカすると猫エイズや白血病の感染リスクもあります。

外への興味が減れば、感染リスクも減らせます。

ごえもんの去勢手術の流れと費用の詳細はこちらをご覧ください。

ごえもんの去勢手術後のてんやわんやはこちらをご覧ください。

【メス猫にとって】避妊するメリットは主に病気予防

おきく

避妊で予防できる病気が4つあります。

避妊で予防できる病気
  1. 子宮蓄膿症
  2. 子宮の腫瘍(子宮がん)
  3. 卵巣の腫瘍(卵巣がん)
  4. 乳腺腫瘍(乳がん)

猫の場合、腫瘍がみつかると悪性(がん)である可能性が高いそうです。

がんの可能性は、なんと80%を超えるとか・・・

避妊したら生殖器のがんになる確率が0になるわけではありませんが、がんになりにくくなるそうです。

【飼い主にとって】去勢・避妊するメリット2つ

飼い主にとってのメリット2つ
  1. 発情がなくなる
  2. ケンカや脱走の抑止効果がある
おきく取り扱い注意

①発情がなくなる

発情期はオス猫のスプレー行動(マーキング)が有名ですよね。

オス猫だけじゃなくて、メス猫もスプレー行動(マーキング)をすることがあるそうです。

さらにメス猫は発情期になると大きな声で鳴き続けることがあります。

去勢・避妊により発情がなくなると、スプレー行動(マーキング)と大きな声で鳴き続けることはほとんどなくなります。

スプレー行動(マーキング)によるお掃除が減り、大きな声で鳴き続けられることも減るので、飼い主のストレスも減ります。

※発情は完全になくならない場合もあります。

②ケンカや脱走の抑止効果がある

室内飼いの猫は発情期になっても交尾できないので、ストレスを感じて攻撃的になることがあります。

興奮して外への欲求がたまったり、ケンカや脱走の危険が増えます。

去勢・避妊により発情がなくなると、ケンカや脱走の抑止になります。

飼い主にとっては、脱走して事故にあったりケンカで怪我をしたりする心配が減ります。

【猫にとって】去勢・避妊するデメリット3つ

おきくとごえもん

デメリットは去勢も避妊も同じです。

去勢・避妊のデメリットは3つ
  1. 太りやすくなる
  2. 全身麻酔のリスクがある
  3. 繁殖できなくなる

①太りやすくなる

太りやすくなる理由は3つ
  1. ホルモンの変化
  2. 食欲が増える
  3. 代謝は落ちる(3割くらい)

まず、ホルモンの変化で太りやすくなります。

外に出たい欲求が低くなることで、その分の欲求が食欲に向かいます。

そして、食欲が増えるのに対して代謝は3割くらい落ちてしまうため、太りやすくなります。

動物病院の先生に、フードの量またはカロリーを3割くらい減らすように指導されました。

各フードメーカーで去勢・避妊後用フードがあるので、そういうのを利用するといいそうです。

わが家はロイヤルカナンの去勢・避妊後用(ニュータードケア)を用意しました。

去勢・避妊後用フード


うちの子たちも、去勢・避妊手術後から食欲がすごかったです。

食欲を抑える簡単な方法があります♪

②全身麻酔のリスクがある

去勢・避妊手術は全身麻酔をかけての手術になります。

猫にとって麻酔は負担になります。

去勢手術は日帰りで手術時間は5分くらいとのことなので、麻酔する時間も短いです。

避妊手術はお腹を切るので、手術当日は術後の様子を見るために病院に1泊します。


前日から食事制限をして当日は水分制限をして体調を整えて、手術前に麻酔をかけても問題がないか血液検査もします。

とはいえ、飼い主さんは心配だと思います。

わが家もやっぱり心配でした~~~

無事に帰ってきてくれるように祈りました。

病院に預けて自宅に帰ったあとも、

淋しくないかな?
怖い思いしていないかな?
不安かな?
今頃手術してるかな?
麻酔大丈夫だったかな?

とかいろいろ心配しました。

③繁殖できなくなる

去勢手術で生殖器を取ってしまうので、もう繁殖ができなくなってしまいます。

人間都合で手術することに抵抗がないといえば嘘になります。

気持ちは複雑ですが、わが家は去勢・避妊しました。

タイトルとURLをコピーしました