
メンテナンスって具体的にどんなことするの?
長く住むと、どんな修繕費がかかるの?
30年後に後悔する家ってどんな家?

それはメンテナンス費用がかかる家とライフスタイルの変化に対応できない家です。
せっかく大金をかける新築戸建てです。
30年後、40年後も後悔しない家づくりを考えましょう。
30年後に後悔しない家

30年後に後悔しない家は、メンテナンス費用が少なくライフスタイルの変化に対応できる家です。
メンテナンスが必要になるのは壁・屋根・ベランダなどです。
2階建のお家で子供部屋2つが2階にある場合、実際に子供部屋を使う期間は何年でしょう?
子供が8歳から18歳まで使って、大学進学で家を出た場合、10年しか使わないことになります。
子供が家を出る頃は、自分たちは年をとっています。
体力的に、2階に上がるのはしんどくないでしょうか?
ライフスタイルや住む人数が変わったとき、使われなくなる部屋なんてもったいない!
平屋なら上下移動がないので、年をとってもバリアフリーで生活しやすいです。
ルンバ1台でラクラクお掃除完了!
(洪水災害が予想される地域は、2階があったほうが、いざというとき安心です。)

初期費用をかけた平屋にすればトータルコストを下げられる!
こんなふうに考えて、わが家はトヨタホームの平屋を外壁総タイルで建てました。
メンテナンスコストとは?
家のメンテナンスとは、長年の使用による不具合が出る前に補強したり、不具合が出たところを修理することなどです。
メンテナンス種類
- 外壁の清掃や塗り直し(雨風太陽光により、塗装が劣化して壁の中に湿気が入るのを防ぐ修理)
- ベランダ水漏れ点検・修理
- 屋根点検・修理
- 配管洗浄
- 浄化槽清掃(下水が完備されていない土地)
外壁・ベランダ・屋根は、2階建や3階建だと足場を組んで行うため、その分費用が高くなります。
浄化槽は年に1回は清掃業者に依頼したほうが良いです。
メンテナンス費用
- 外壁・ベランダ・屋根・・・30年に1回50万~150万(状態によるので概算)
- 配管洗浄・・・3年に1回で約3万円(配管は水道業者によると何十年は詰らない設計なので、洗浄は任意)
- 浄化槽清掃・・・年1回で約3万円(地域や業者により幅がある)
- 点検費用・・・5年もしくは10年に一度(点検箇所により値段もそれぞれ)
60年間のメンテナンストータル費用は概算で380万円
- 外壁・・・2回200万円(1回100万円)
- ベランダ・・・40万円(15年に1回10万円)
- 点検費用・・・20万円(トヨタホームの場合30年目以降は10年に1回5万円)
- 配管洗浄・・・60万円(3年に1回3万円)
- 浄化槽清掃・・・60万円
屋根などは点検時に有料修理があればさらに費用がかかります。
下水で浄化槽清掃なしで配管洗浄もしないのなら、260万円です。
下水か浄化槽かは、月々の費用もからんでくるので一概には言えませんが、メンテナンスの面では下水のほうが楽だと思います。
点検費用は保証の更新料も兼ねているため、省くのは難しいです。
点検しないと・・・
→ 保証はそこまで
何かあったら保証切れになってしまいすべてにおいて有料修理費がかかる場合もあります。
初期費用
ハウスメーカーの基本パッケージの外壁はサイディングだとしても、総タイルを選んでおけば洗浄や塗り替えの費用を節約できます。
わが家はメンテナンス費用を抑えたかったので総タイル壁にしました。
オプション料金は平屋75㎡で約138万円でした。
初期費用は高くてもトータル費用は抑えられます。
トータル費用
<2階建てベランダがある外壁サイディングお家> 60年間のトータル費用は260万円です。 ●外壁・・・2回200万円(1回100万円) ●ベランダ・・・40万円(15年に1回10万円) ●点検費用・・・20万円(トヨタホームの場合30年目以降は10年に1回5万円)
わが家のメンテナンストータル費用
60年間のトータル費用は158万円です。
●初期費用外壁総タイル138万円
●60年間のメンテナンス費用は点検費用のみで20万円
60年で2回外壁メンテナンスしたら200万円なので、外壁総タイルの場合はメンテナンス費用を含めてもトータル費用は42万円節約できます。
平屋だと足場を組まなくてよいですしベランダもありませんので、メンテナンス費用を含めてもトータル費用は約100万円節約できます。
(外壁の面積によって金額は前後します)
建てた後のメンテナンス費用を営業さんに見積もり依頼したところ、多く見積もっても60年間で30万円くらいと言われました。
(点検だけなら60年間で20万円)
もちろん、何か有料修理があれば変ってきますが、平屋で総タイル外壁だとベランダなど雨水の防水なども不要なため、メンテナンスの不安材料がありません。
わが家(トヨタホーム)の保証
- 30年後までは無料点検
- 60年目までは5年ごとに有料点検5万円と無料点検
- 61年目からは永久無料点検(修理は有料)
まとめ
①建てる時(ローンを組める時)に初期費用をかけて後はローン返済だけにする
②ローンを返済しながらメンテナンス費用のために30年間で最低100万円貯める

①と②では、どちらがより安心できますか?
さらにライフイベントと重なったときは一気に貯金が減ってしまいます。
外壁メンテナンスは30年に1度ですが、30後に100万円以上の支出があるのは、その時の生活状況によっては大変な出費です。
また、30年後までに100万円以上貯金をしておかなくてはならないということです。
さらにライフイベントと重なってしまったらどうでしょうか?
例えば子供の結婚費用100万円と重なるとトータル200万円の出費です。
さらにもう1人の子供の大学進学費用など3つが重なる可能性もあります。
初期費用をかけてメンテナンス費用を少なくしておけば、20年後のお家のメンテナンス費用はかかりませんので、子供の費用だけですね。
家は建てて終わりじゃない
建てた後には日々の生活があり、子供の進学や子供の結婚というライフイベントや、家族の病気やけがなどのライフアクシデントがあり、その都度お金が必要になります。
余裕を持って生活できるように、初期費用とメンテナンス費用のどちらに比重をおくのかしっかり考えてみましょう。
トヨタホームの外壁タイルオプション、実はサイディングの表面にさらにタイル貼りです。
サイディング単体でも十分機能があるため、二重に強い感じです。
うちのタイル外壁をご覧になった外構業者さんがおっしゃっていましたが、他のメーカーよりもタイルとタイルの間が狭くてリッチな見た目とのことです。
外壁総タイルは機能面もすぐれていますが、見た目もかっこいいので気に入っています。
トヨタホームでのタイル外壁はおすすめです。
そして、トヨタホームの耐震実験は外壁タイルバージョンで実施しています。
タイルは貼っているので、施工が甘ければ振動ではがれやすいですよね。
実験結果では損傷なしとのことです。
あくまで実験ですが、トータル90回実施しています。(2020年時点)

初期費用はかかってもトータルコストは下げられる。
それが注文住宅の良いところです。