完成見学会のチェックポイント10 実際の広さや使い心地を確認!

完成見学会チェックポイント10 ハウスメーカー

完成見学会って具体的に何を見に行くの?

わたしたちはハウスメーカーとの打ち合わせ初期の頃に完成見学会に行ったので、「ふ~~ん」って感じで気楽に見てしまっていました。

家づくりでは、ハウスメーカーや工務店と契約したあとに、本格的に間取りに悩む時が来ます。

わたしたちは間取りに本気で悩んでいたときに

「完成見学会でリアルな家をもっとしっかりチェックしておけば間取りの参考になったのになぁ」

と後悔しました。

ポイントを押さえてチェックすると、そのお家の良いところを自分の間取りにうまく取り入れられるかもしれません。

ぜひチェックしていただきたいポイントをご紹介します。

完成見学会とは?

完成見学会とは、建てた方のご厚意で引っ越しまでの間に、完成した実際のお家を見せていただるイベントです。

ハウスメーカーの建売を見ることもできます。

完成見学会をやっているハウスメーカーとやっていないハウスメーカーがあります。

完成見学会はその名の通り、完成したときしかやっていません。

そのハウスメーカーで新築したすべてのお家で見学会があるかどうかはわかりませんし、タイミングが合わないと見に行けません。

なので、ちょうどタイミングよく間取りで悩んでいるときに完成見学会があれば、ぜひ行ってみましょう。

建売用に建てた家を見学することもできます。

これは販売が決まるまでの間ならいつでも見学できるので、担当営業さんに聞いて案内してもらいましょう。


完成見学会をやっていないハウスメーカーでは、オーナーさん(そのハウスメーカーで家を建てた方)のお宅におじゃまさせていただけることもありますので、担当営業さんに相談してみましょう。

完成見学会の流れ

流れ
  1. 営業さんから完成見学会の参加案内がくる
  2. 行くかどうか検討する
  3. 行く場合は、場所を教えてくれるので現地に行く
  4. 受付で営業さんと合流する
  5. 受付で簡単なアンケートに答える
  6. 白手袋をくれるので着用する(新築のお家を汚さないため)
  7. 営業さんの説明を聞きながら見てまわる

完成見学会がある時は営業さんから案内があると思いますが、あらかじめ営業さんに完成見学会に行きたいと伝えておくとスムーズです。

営業さんが完成見学会の場所を教えてくれるので、そこまで自分で行きます。

現地で営業さんと合流して、受付を済ませます。

汚さないように白手袋(現地でもらえます)を着用してから、完成見学会のはじまりです。

事前予約がおすすめ

完成見学会は、そのハウスメーカーや工務店で検討しているお客さんが集まるので、混雑を避けるために予約制の場合もあります。

事前に担当営業さんに連絡してから行くとスムーズに見学できます。

予約なしで行くと営業さんがつかずに自由見学となり、そのお家の特色や間取りの説明を聞けない場合があります。

ただ漫然と見るだけでは、もったいないです。

では、詳しくみていきましょう。

完成見学会に持っていくと良いもの

持っていくと良いもの
  • メジャー
  • これから建てようと思っている新築戸建ての間取り図
  • ペン

自分の間取りに活かすためには、気になる部分をメジャーで測ってメモしていくとよいです。

広さや使い心地や費用を確認!10のチェックポイント

10のチェックポイント
  1. 玄関・・・広さ・収納・採光
  2. 窓・・・大きさ・位置・開き方
  3. リビング・・・広さ・形・テレビの大きさ
  4. キッチン・・・広さ・カウンターの高さ
  5. 収納・・・大きさ・扉
  6. 脱衣所・・・広さ・洗濯機置き場
  7. 防音性能
  8. 壁紙・・・色や表面の感じ
  9. 外壁・・・素材や色
  10. 外構・・・内容や費用

感覚で見るだけではなくて、各項目すべてメジャーで必要な広さや大きさを測ると良いです。

自分の間取りは紙面上なので、感覚で当てはめるのが非常にむずかしいです。

広さや大きさを測っておけば、後で自分の間取りと比べられます。

外構の内容や費用は、予算を考えるときに参考になりますし、外構を考えるときの参考にもなります。

玄関・・・広さ・収納・採光

まずは広さです。

どのくらいの広さがあれば、家族で使う時に困らないか実際に並んでみて必要な広さを確認しましょう。

次に収納です。

どのような形の収納か見ましょう。

天井までの収納なのか、フロータイプ(下が浮いているような感じ)なのかなど、自分が採用している収納タイプで後悔しないか確認しましょう。

どのくらいの収納量があるか実際に開けてみましょう。

採光方法を確認します。

玄関の明るさは自然光を取り入れるのか、電気だけにするのか参考になります。

窓・・・大きさ・位置・開き方

まずは大きさです。

どのくらい大きければ満足か。

部屋の種類に合うか。

確認しましょう。

次に位置です。

窓は風通しを考えると位置も重要です。

もし可能なら、それぞれ開けて風通りを確認すると良いと思います。

視野の抜け効果や防犯面も位置によって変わります。

天井付近についている窓は、外から視線が入りにくいので、リラックスできます。

床近くについている窓も外からの視線とずれるので、リラックスできますし、目線の抜け感が出て部屋が広く感じる効果もあります。

天窓は採光が壁の窓の4倍といわれています。

夏の熱い空気を抜くこともできます。(あたたかい空気は上にたまります)

開き方も確認しましょう。

縦滑りなのか、横滑りなのか、掃き出しなのかで、風の通り方も変わります。

防犯面も変わります。

リビング・・・広さ・形・テレビの大きさ

まず気になるのは広さですよね。

縦横しっかり測ってみましょう。

天井高も営業さんに聞いてみましょう。

天井の高さで、感じる広さが変わります。

形も重要です。

目線の抜けがある形(L字など)は実際の畳数より広く感じます。

テレビの大きさも確認しましょう。

完成見学会は、ハウスメーカーが用意した家具を置いて生活感を演出しています。

広さに対して、不自然ではないテレビの大きさもチェックしましょう。

家電を買う時に参考になります。

キッチン・・・広さ・カウンターの高さ

広さは、通路幅もチェックしましょう。

わが家は通路幅を狭めの80㎝にしています。

これは、一歩も動かずに振り返るだけで手が届くようにしたかったからです。

実際に使用感を確かめて、通路幅を考えておくとキッチンでの作業が楽になります。

カウンターの高さも悩むところです。

カウンターは作業する人の身長によっても変わります。

水まわりの各メーカーは、5㎝単位で調整できるところもありますので、その高さで作業がしやすいか測ってみましょう。

カウンターの立ち上がりの高さも悩むところです。

こちらも実際に測って、自分のキッチンはどうするか考えてみましょう。

ちなみにわが家は高めの30㎝です。

これはリビングから見た時に、腰高の背面収納の上に置いている電子レンジや炊飯器がカウンターの立ち上がりで隠れるようにしたかったからです。

収納・・・大きさ・扉

大きさや奥行きを測りましょう。

実際の収納を見ると、間取り図で考えるより、自分の持ち物を納めるための広さが分かりやすいですよね。

見学した家の収納が、自分の間取りの収納より大きいのか小さいのか確認してみましょう。

収納扉も見てみましょう。

扉も何種類もあるので、開き方がスムーズか、開ける時に省スペースか、大きいものを出し入れしやすいかなど、チェックしてみてください。

脱衣所・・・広さ・洗濯機置き場

まずは広さです。

服を脱ぐのや同時に2人や3人動けるかなど、ストレスフリーな広さかどうかチェックしましょう。

洗濯機置き場がどこにあるかも重要です。

洗濯機置き場も、動線がスムーズかチェックしましょう。

防音性能

通行量の多い道路の近くなど、音は日常生活でけっこう気になりますよね。

窓を閉めている状態で、外の音がどのくらい聞こえてくるのか確認しましょう。

壁紙・・・色や表面の感じ

完成見学会では壁一面に貼ったアクセントクロスなど実際に見られます。

壁紙も悩むポイントです。

インテリアコーディネーターさんとの打ち合わせでは、A4サイズのサンプルをもらって検討します。

でもA4サイズでは、壁全体に貼ったときの色や質感は想像しにくいですよね。

実際のおうちを見て壁紙の色味や雰囲気を確認してみましょう。

外壁・・・素材や色

外壁の素材感や色を確認。

外壁もカタログや小さいサイズのサンプルでは、想像しにくいですよね。

完成見学会では、実際のお家サイズで確認ができます。

小さなサンプルと面が大きいときとでは、素材感も見え方が違います。

基礎の高さや表面の素材も確認しておきましょう。

外構・・・内容や費用

外構の内容とその費用も確認しておきましょう。

駐車場何台分でだいたいいくらくらいなのかとか、フェンスをこの高さで3方向したらいくらくらいなのかなど、予算を考えるとき参考になります。

水栓の種類や場所もチェックしておくといいですよ。

まとめ

10のチェックポイントがあります!

間取りを考えるとき、きっと悩むと思います。

10のチェックポイント
  1. 玄関・・・広さ・収納・採光
  2. 窓・・・大きさ・位置・開き方
  3. リビング・・・広さ・形・テレビの大きさ
  4. キッチン・・・広さ・カウンターの高さ
  5. 収納・・・大きさ・扉
  6. 脱衣所・・・広さ・洗濯機置き場
  7. 防音性能
  8. 壁紙・・・色や表面の感じ
  9. 外壁・・・素材や色
  10. 外構・・・内容や費用

10のチェックポイントはしっかり見て、測っておくと、間取りを考えるときにとても参考になると思います。

あと、床の色とか外壁の色なども、広い面に実際に施工されているものを見られるので参考になります。

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