
どんなモデルハウスがあるのか見てみたいな~
そもそも住宅展示場ってどんなところ?
いったい何をチェックしたらいいの?

住宅展示場はその名の通り、各ハウスメーカーのモデルハウスが展示されていて、モデルハウス中を見たり、各ハウスメーカーの特色を知れる場所です。
わが家は結婚を機に家づくりを考え始めたので、どんなハウスメーカーがあるのかもまったく知りませんでした。
建てた今は、有名どころのハウスメーカーの名前を知っているので、TVCMも目につきますが、独身の頃はハウスメーカーのCMなんて、まったく気にしていませんでした。
そんな私たちですから、住宅展示場に最初に行った時も、まずどのモデルハウスに入ったらいいのかさっぱり勝手が分からず戸惑いました。

でも大丈夫!
まずは見ためが好きなところに入ってみてください。
どこに入っても無料ですから。
わが家も毎週住宅展示場に行って15社のハウスメーカーを見学しました。
住宅展示場ってどんなところ?

簡単に言っちゃえば、一般家庭ではありえないちょっと豪華な家が並んでいる場所です。
そう、つまり自分が建てるお家の参考にはなりません。(わが家のような一般庶民の場合)
では、なぜみんなこぞって住宅展示場に行くのでしょう?
- 構造を実際に見て判断できる
- 営業さんに質問できる
- 工場見学やセミナーに招待してもらえる
各ハウスメーカーのモデルハウスには営業さんがいて、そのメーカーの特色を聞かせてくれるし、分からないことを質問すれば答えてくれます。
ただし、答えてくれるのは自社のことだけです。
なので、ハウスメーカーを比較するにはそれぞれのモデルハウスに行って話を聞かなくては始まりません。
住宅展示場は1か所に何社もモデルハウスが集まっているので、場所を移動しなくても敷地内で話を聞いてまわることができるのです。
便利!
また、住宅展示場はハウスメーカーが運営しているわけではなく別会社が運営しているため、アンケートに答えるだけで粗品がもらえたり、土日はイベントをしていたり、スタンプラリーでプレゼントがもらえたりします。
お得!
住宅展示場見学の所要時間は?
所要時間は1件あたり2時間くらいです。
私たちはひとつのハウスメーカーで1から10まですべて説明を聞いて、質問もするので、1件あたり2時間くらいかかりました。
事前準備は?
事前準備は2つです。
1 希望のお家の広さや間取りを考えておく
2 見学するハウスメーカーのHPをチェックしておく
希望のお家の広さや間取りを考えておく
希望のお家の広さを考えておく
- 家全体の大きさ
- 平屋か2階建てか3階建てか
- 部屋数
- トイレの数
ハウスメーカーを決めたあとに、詳細を決められるので、ざっくりでOKです。
各ハウスメーカーに依頼するときに「同じ条件で依頼する」ことです。
※間取りや家全体の大きさが変わると、見積り金額もかわってきてしまうため、比較がしづらくなってしまいます。
見学するハウスメーカーのHPをチェックしておく

もし余裕があればネットでお近くの住宅展示場を検索して、入っているハウスメーカーのHPを見て特色をチェックしておくと営業さんの話が分かりやすいし、自分の疑問点も聞きやすくなるので効率が良いですよ。
わが家は事前に各ハウスメーカーのHPを見ずに、直接住宅展示場に行ってそのハウスメーカーの特色などを色々聞いてから、不明点を質問していました。

この方法だと、1つのハウスメーカーあたり2時間くらいかかってしまいます。
今思えば、非常に効率の悪い住宅展示場のまわりかただなと思います・・・。
2時間話をするのはけっこう疲れるので、事前に各ハウスメーカーのHPをチェックすることをおすすめします。
住宅展示場見学の流れ
- 受付でアンケート記入すると粗品がもらえる(ただし各メーカーのDMも送られて来ちゃうので、それが嫌なら受付はスルーしてもOK)
- 見てみたいモデルハウスに入る(最初は見た目や有名どころで選んでOK)
- 営業さんが声をかけてくるので、お家の中を一緒に見る
- 営業さんがお家の特色を説明してくれる(知らない言葉や分からないことは、聞くと教えてもらえます。)
- 土地情報を聞く(自分の希望を伝えて探してもらうこともできる)
- 工場見学やセミナーがあれば紹介してくれるので、参加するかどうか考えてみる
- 間取り作成を依頼する(間取りが決まらないと値段が計算できないのでお家の値段は聞いても教えてもらえない)
- パンフレットと営業さんの名刺をもらって帰る
- お家で検討する
6つのチェックポイント
営業さんがお家の特色を説明してくれるときに、この6つをチェックしましょう。
- 耐震性能
- 基礎
- 気密断熱
- 木造・鉄筋
- 保証期間
- 営業の対応
耐震性能
住宅展示場に入っているハウスメーカーの耐震性能はどこも等級3です。
ただ、等級は3以上はないので、3でもどの程度か、耐震・免震・制震のどれなのかなどを確認します。
基礎
ベタ基礎や布基礎など、基礎の種類を確認します。
気密断熱
気密と断熱はセットで考えます。
寒さを遮断しても冷たいすきま風が入ってくれば意味ないし、ぴっちりすきまをなくしても壁が薄ければ寒さが伝わってきます。
木造・鉄筋
大きく分けて、木造のお家と鉄筋のお家があります。
柱や壁で強度を保つので1部屋は小さめになります。
例:リビング15畳
金属フレームで強度を保つので1部屋を広くできます。
鉄筋構造の方が大きい窓を採用できます。
例:リビング20畳
保証期間
保証期間とは、建物の構造部分(柱や基礎や外壁など)をどの程度保証してくれるかということです。
各ハウスメーカーによって保証期間や保証箇所が違います。
ここは住み始めてからポイントになるので、しっかりチェックしましょう。
わが家がトヨタホームを選んだのもこの保証の部分を重要視したからです。
営業の対応
営業さんは家づくりのパートナーの1人になるので重要です。
例えば疑問点を尋ねた時
営業A:それはちょっとわからないですけど・・・
営業B:ちょっと今すぐに分からないので、確認してお知らせします。
その答えを営業が知らない場合、どのような気持ちになりますか?
営業Bのほうが対応が誠実ですよね。
誰だって分からないことはあります。
ただ、その時の対応にその人の人柄や対応力がにじみ出ます。
家づくりとハウスメーカーの営業さんは本当に長い付き合いになります。
家を建てる間はもちろん、建てた後も何かと連絡する場合があります。
そんな時、店員Aのような営業さんだと疑問点がわからないままでモヤモヤしてスッキリしませんよね。
これは実際にマイホームを建てて分かったことですが、営業さんとは土地探しから間取りや補助金などでもお世話になるので、営業さんの対応が遅かったり雑だったりすると、かなりストレスだと思います。
わが家はトヨタホームで家を建てたのですが、最初の営業とは話が合わずに、営業さんをある方法で変更してもらいました。
営業担当変更について詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
<耐震性能>
等級と耐震・免震・減震のどれなのかなど確認
<基礎>
ベタ基礎や布基礎など基礎の種類を確認
<気密断熱>
気密と断熱がどの程度か、断熱材の種類を確認
<木造・鉄筋>
木造か鉄筋か、また部屋の最大の広さを確認
<保証期間>
どの部分を何年保証してくれるか確認
<営業の対応>
質問に対する受け答えが誠実か、違和感がないか、知識があるか確認
モデルハウスは数をみればそれぞれのハウスメーカーの特色もだんだん分かってきます。
断熱材や耐震設備などで比較できるようになります。
そして、断熱材の種類を調べれば自分のお家に使いたい素材も分かってきます。
まず、比較対象がないと比べることができないし、見てみないと知識も増えません。
わが家も毎週住宅展示場に行って15社のハウスメーカーを見学しました。
その際、上記の6つのチェックポイントと金額・土地情報の8項目を各10点満点で評価して決めました。
項目 | 点数 |
耐震性能 | 9 |
基礎 | 7 |
気密断熱 | 8 |
木造・鉄筋 | 8 |
補償 | 10 |
営業 | 7 |
土地情報 | 5 |
金額 | 5 |
合計 | 59 |
こんな感じで数字評価すると比較しやすいです。
また、夫婦の場合は別々に点数をつけることで、お互いが重視している部分が分かりますよ。
いつくもモデルハウスを見て、判断材料をそろえて選ぶのが後悔しない家づくりの第1歩だと思います。