こんにちは。しいまです。
今回は、「星をつける女2」のひと口読書感想です。

シリーズ第2弾です。
フランス人と結婚してフランスの世界的な食の格付け会社で星をつける仕事をしていた紗英さんは、夫と別れて中学生の娘と日本に戻り、「イート&リサーチ」を独立起業。
「イート&リサーチ」のメンバーは
紗英さんの大学時代の友人で元劇団長の真山さん
元有名フレンチ店のシェフの智也さん
元ラーメン屋の七海ちゃん
全員が確かな舌の持ち主。
今回の調査対象は「自然派料理研究家」「酒蔵」「高級寿司屋」の3つ。
「イート&リサーチ」は投資家からの依頼で飲食店の星を付けるのが仕事だけど、この格付けが実に奥深い。
覆面調査で、料理の味はもちろん、従業員の接客や知識、企業理念、企業体制、お店の裏も表も調べ尽くして、誰にも忖度なく公平に星をつけるのが紗英さん流。
世の中、お金を出した人にとって都合の良い広告に溢れているけれど、「イート&リサーチ」はそんな表面的な格付けはしません。
最初は紗英さんがはじめた「イート&リサーチ」も、スタッフが4人に増えたので、仕事量をこなそうとはするものの、依頼者の信用に応えたいし、じっくり納得いくまで調査しないと気が済まない紗英さん。
仲間4人は食に対する基本姿勢が同じで、それぞれが得意とする方法で調査対象をとことん調査します。
今回は元劇団長の真山さんの仲間のテレビディレクターやその仲間も協力して、経歴詐称、偽装販売、密漁などあくどい食の疑惑をきっちりあばきます。
紗英さんは事務所代表なんだけど、すごく自然体でフラットで、困難に直面しても諦めなくて、素敵なんですよ。
真山さんも智也さんも七海ちゃんもお互い信頼していて、協力体制もバッチリ。
小さい事務所だからこそ成り立つ少数精鋭スタイル。
食に真剣に取り組む人の真剣勝負が気持ちいい!

早く続編が読みたい!!!

星をつける女も大好きだけど、佳代のキッチンシリーズも好き。